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腹筋運動は腰痛によいか

 こんにちは、相模原市中央区、早川整骨院の早川です。今回は、腰痛解消に、腹筋や背筋を強化することが有効かどうかについてお話したいと思います。

 よく腰が悪いのは、腹筋が弱いからと説明を受けることがあるかと思います。確かに、腰を構成するのは骨だけでなく腰周りの筋肉があります。骨と筋肉がお互いに必要な強さを持っていることは重要ですが、果たして腹筋運動を毎日200回することが人の身体に必要なことか、背筋運動を毎日50回することが人の身体にとって必要なことかというと、それではあまりに不自然です。アスリートの優れた運動能力を見るとついそのように考えてしまいがちですが、私たちはアスリートのような人生を送るわけではありません。

 人にとって絶えず宿命づけられていることは、移動する動きです。今でこそ車や自転車、バイクと言った移動手段がありますが、もともと人には足で歩くという移動手段があり、歩く力だけは衰えないようにしておかなけっれば、人が人でなくなるとも言えるのではないでしょうか。

 実際、歩くことが少ない方に身体の不調を訴える人が多いです。歩く時の筋肉の活動は、非常に絶妙で、全体の重心バランスを維持しながら、筋肉が弛緩と収縮をタイミングよく繰り返します。こうした特殊な筋肉の活動は決して、機械的な筋トレで行えるものではなく、単純に必要な動作を行っていく中で起こることです。部分的に筋肉を発達させることで身に着けられる能力ではなく繰り返し繰り返し起こるプログラムされた運動であり、そこには筋力への要請でありながらも同時に神経反射への要請であったり、神経、筋肉、骨、そして体液の移動バランスなどとの協調した複合運動ということになります。

 こうした複合運動が、果たして腹筋と背筋の強化で行えるかというと非常に難しいと言えます。

 歩くことは、腰痛を解消していく上で、腰の強さを復元していく最良の筋トレと言えますし、さらには骨トレとも言えます。本日も当院のブログをお読みいただき誠にありがとうございました。