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心臓と肋骨

心臓は、弛緩と収縮を、1分間に60回~100回繰り返します。

 

ふくらんで戻って、ふくらんで戻って・・・を、同じリズムで繰り返します。

 

心電図というのを、テレビ番組で見たり、実際に病院で見たりすることがありますよね。

 

心電図では、心房細動とか、心室細動とか、期外収縮とか、病的な心臓の動きが、波形で示されます。

 

心臓の動きのことを、心拍動(心拍)といいますが、これがリズムよく行われることが必要で、そのリズムを作っているのが、心臓の刺激伝導系というシステムです。

 

刺激伝導系は、電気が流れる経路のことで、大変正確なテンポで電気が流れ、このテンポのおかげで、心筋がリズムよく拍動を起こしてくれます。

 

しかし・・・

 

この心臓の収縮は、24本の肋骨(左右12対)で構成された、胸郭という大きな籠のような容器の中にあるわけです。

 

この容器は、息を吸ったとき大きくなり、息を吐いたとき小さくなります。

 

そして、この容器が大きくなったまま、ということが起こるのが、胸郭過拡張という状態です。

 

拡張したら次は、収縮しなければならないのですが、拡張しすぎてひっかかったまま、収縮してくれない状態です。

 

からだの中は、隅々まで余分な空間はありません。

 

ですから、容器である胸郭が大きくなると、心臓は膨らんで、そのままになってしまいます。

 

そのままというわけにいかないので、心臓は収縮を繰り返すために、相当な苦労をしなければならなくなります。

 

はたして、この状態で心拍動は、まともに起こるのでしょうか・・・?

 

肋骨がひっかかって、全体(胸郭)が大きく広がったままの状態は、何とかしなければなりませんよね。

 

そして、なぜ引っかかったままになるのか、知らなければなりませんよね。

 

一般には、何とかする方法も、理由も知られていません。

 

だから、私もこの治療、やりにくいんです。

 

理由をご説明し、心臓がどうのこうのでなく、肋骨がおかしいので整えていいですかと、お伺いをたて、許可があって初めて行えるわけです。

 

でも、許可が得られなければ、できないわけです。

 

心臓に悪影響が起こっているのを知っていて、退散しなければならないのです。

 

これほど、辛いものはないですよ。

 

信頼って重要です。

 

信頼関係が築けていれば、可能なのですから。

 

半分、ぼやきを聞いていただき、ありがとうございました。

 

本日も、当院のブログをお読みいただき、誠にありがとうございました。