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自律神経について2

自律神経は、2つの正反対の性格を持つ神経、交感神経と副交感神経のことを言います。

 

交感神経は、逃走時の肉体と精神状態を作りだし、副交感神経は、安静時の肉体と精神状態を作り出します。

 

交感神経は、手に汗握るような興奮をしたときに、体じゅうで働き、副交感神経は、周囲に敵もいなくて油断していても大丈夫で、安心しきって、無防備でゆったりしているときに働いています。

 

人が起きている時は、交感神経が働きやすく、寝ている時は、副交感神経が働きやすいようになっています。

 

また、季節的にも、秋から冬は寒さに対して体温を維持しなくてはいけないので、筋肉を緊張状態にして、熱を生み出しやすいよう、交感神経が働きやすい状態になります(交感神経優位)。

 

春から夏にかけては、今度は暑さによって体温が上がってしまわないように、筋肉はユルユルにしておく必要があるために

、副交感神経が働きやすい状態になります(副交感神経優位)。

 

強い光が目に入ると、目から視神経を通じその先の脳に対して、無駄に大きな刺激が入るので、夏は瞳孔を小さくしやすいよう、目の見開き状態を起こす交感神経には、大人しくしていてもらって、反対の副交感神経に働いていてもらったほうが、理にかなっています。

 

唾液、胃液、涙などの分泌は、丸ごと、副交感神経が担当です。

ゆったりしたときに働く副交感神経が、担当します。

分泌系は、丸ごと副交感神経の担当と言いたいところですが、汗の分泌は、交感神経の担当です。

 

これは、交感神経は、副交感神経と同じ神経伝達物質(アセチルコリン)を使って、副交感神経のなりすましをすることができてしまうからです。

これによって、逃走するときや、戦いをしているときを、大汗かいて熱をすてることができるのです。

敵と戦っているときに、体温が上昇してしまって倒れてしまったら、確実に敵にやられてしまいますからね・・・

 

でも、「手足に汗握る」って言った場合の汗は、副交感神経へのなりすましはしません。

 

自分の神経伝達物質(アドレナリン)を使うんです。

 

素直に、自分の神経伝達物質(アドレナリン)を使いたいわけです。

 

緊急に、手足に汗をかく必要があるからでしょうが、手のひら、脚の裏というのは、接触する対象から水を通じて、より何かの伝達を得ようとするため、であることが想像されます。

 

高度な精神活動をしているときは、全身を使って何かを感じようと必死だからです。

 

実に巧妙に仕組まれた、神経システムだと思いませんか?

 

しかし、素晴らしい神経のネットワークである自律神経でも、結構エラーを出してしまうのです。

 

このとき我々は、体の調子が悪くなることがあります。

 

そういうことが一時的にあるのが、私たちの体ですが、ずっと調子が悪いというのは、問題があります。

 

自律神経がおかしい、自律神経失調症と言われたと言った場合、これまで説明した自律神経の働きが、狂ってしまうので、非常に大きな不安を感じます。

 

毎日当たり前にやっていることは、当たり前だからこそ安心して気づかずいられるのです。

 

この当たり前にやっていることが、当たり前なことをしなくなったときに初めて、私たちは異常というものを感じ、このときの心理面は、非常に大きな不安を感じるのです。

 

不安は、誰かに理解してもらいたい、という気持ちを起こします。

 

理解されないと、落ち込むか、イライラが溜まって爆発するか、どっちも起こります。

 

あなたは、毎日当たり前に起こっている自律神経の働きが、エラーを起こしていませんか?

 

そして、エラーを起こし続けているとき、そばにいて、理解してくれる人がいてくれますか?

 

本日も、当院のブログをお読みいただき、誠にありがとうございました。