· 

尾てい骨は圧迫してはいけません。

尾てい骨は、歩行と深く関係する場所です。

 

ちょうど飛行機の尾翼についているラダーという方向舵の役割をし、歩行時の仙骨の方向をコントロールします。

 

仙骨はご存知のとおり背骨という人体の大黒柱の基礎部分で、故に仙骨を含む骨盤全体のことを土台とよく専門家が表現します。

 

しかし、仙骨をコントロールしているのが尾てい骨であるという認識で尾てい骨へのアプローチを考える治療家は多くはありません。

 

歩行が重要というお話はこのブログで何回も取り上げてきているところです。

 

なぜなら、歩行が人の体を作ってきたからです。

 

人が前に向かって進む中で、中心軸を形成し、様々な生理的環境を体内に形成していきます。

 

その前に向かって進むにあたり、方向舵としての尾てい骨が壊れるような動作がもし日常で繰り返されているのであれば、すぐに止めなければなりません。

 

尾てい骨が壊れる場面は、尾てい骨をぶつけたり、座面におしつける場面です。

 

尻もちをついたとか、姿勢悪く腰掛けていたといった場面です。

 

尾てい骨が尻もちや腰掛け方で悪くなっていると、歩行に影響が出ます。

 

歩行はあるリズムを持ってスタスタと軽快に行われるのが本来の歩行ですが、これが体の方向舵が上手く働かないと、ユラユラ揺れたり、足が持ち上がらなかったり、方向が定まらなかったり、揚力が発生せず足が持ち上がらなかったり、速く歩けなかったりします。

 

長く講義や会議などで腰掛けていたり、パーマを当てるために美容院で腰掛けていると、その帰りがなんかスタスタ歩けなかったりしませんか?

 

女性は特に、男性と思うと骨盤が横に広いので、尾てい骨が当たりやすいです。

 

これをちゃんと姿勢をよくして腰掛けていればいいのですが、なかなか長い時間姿勢を保つのは疲れますよね。

 

姿勢を正す能力は、姿勢維持筋の能力ですから、日ごろから意識して姿勢をよくしていないと、腰掛けてもすぐ背中を丸くしてしまいがちです。

 

背中を丸くしているときのお尻は、座面に尾てい骨が押し付けられていると思って間違いないです。

 

これ、姿勢よく腰掛けようと思えば、骨盤をしっかり立てて尾てい骨を押し付けないようにすれば自然に姿勢も良いということと同じです。

 

また、姿勢を良くしているつもりでも、腰掛け方が悪いと、それは本当のいい姿勢ではないということとも同じ意味です。

 

尾てい骨には、揚力を発生させるしくみがありますので、脳脊髄液の流れとも関係してきます。

 

脳なんて話になるとテーマが大きすぎてしまってピンと来ないかもしれませんが、座りかたのちょっとした工夫で、尾てい骨を押し付けず、健康的な体を生涯維持する秘訣になりますので、押さえておくといいと思います。

早川整骨院は駅からまっすぐ15分で緑の看板がめじるし