首の痛みが取れない理由
首は、重い頭を支えているために負担が大きい、とよく言われます。
しかし、アフリカの山岳部を、水瓶(みずかめ)を頭に乗せて、何キロも歩く人たちの中に、首が悪い人は、一人もいないそうです。
水瓶でなく、観光客の荷物を頭に乗せて運ぶポーターさんは、首や肩の痛みが取れなくて、ストリートマッサージが流行るそうです。
この両者の違いは、水か、物かという違いです。
瓶の中の水は、瓶が傾いても、水は傾かず、人の頭を真下に押します。
荷物は、傾くので、人の頭を横へ曲げようとします。
頭は、重量があるからこそ、首の7つの骨を、しっかり押さえて安定させます。
首に悪いのは、頭の重量ではなく、頭が曲がることです。
約5kgの頭が、7つの細い骨に乗っていてくれるからこそ、首は安定し、かえって首に負担が起こらないのです。
習慣的に、首を曲げて生活していると、首は悪くなっていきます。
頸椎の不安定症は、習慣的に首を曲げ続けることで、改善しなくなってしまいます。
ストレートネックは、首の不安定のために、アーチが無くなってしまった状態です。
首の改善のために積極的に行うべきこと
歩く事、身体の水平バランスを鍛えます。
歩行による上下の揺れは、頸椎の配列を整える効果があります。
歩くことが不足し、首の曲がった悪い姿勢をしていると、首は悪くなっていきます。
首の悪い方は、積極的に歩くことが良いです。

改善の方法
首の7つの骨が、きれいなアーチの形状になることが、首に高い改善効果を起こします。
アーチの形状は、首にしっかり頭をのせることで作られます。
もう一つの方法は、寝ている間、枕を無しにすることです。
枕を使用すると、首にアーチが要請されません。
枕なしで仰向けで寝ている間は、首は、石橋のようなアーチの構造を作ります。
また、首の骨は、脊柱の一部なので、歩いたり、背骨を正すことで、首が良くなります。