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腰の本質4

腰の本質が、「移動要素」であり、二足歩行に必要な「制御系」をそこに内在し、制御の上で問題となる、「摩擦熱の処理機能の存在の示唆」まで、パート1からパート3で、書いてまいりました。

 

運動器(骨・筋肉などのこと)における摩擦熱の発生は、たんぱく質でできている人の体においては、大きな問題です。

 

たんぱく質は、40度を超えてくると、凝固壊死へと至ってしまうからです。

 

複雑な制御機構を持ち合わせている腰は、制御による摩擦熱の処理に、潤滑という方法を使います。

 

潤滑は、動きをスムーズにして摩擦熱発生を防ぎ、熱によるたんぱくの凝固を阻止します。

 

そして、腰部の負担を、人体最大の荷重関節といわれる仙腸関節に集め、ここの見事な潤滑システムによって、熱による破壊から、まもってくれています。

 

この仙腸関節における潤滑システムは、仙腸関節の関節面の形状に秘密があります。

 

この関節面の形状と、関節面への荷重を利用し、大きな潤滑効果を作り出しているのが、「腰の本質」です。

 

腰に起こった結果を見ていただけでは、腰痛の対策はできません。

 

腰が、移動するための要素であり、そこに大きな制御機構が存在し、制御に必要な摩擦熱処理を、仙腸関節の形状と荷重によ潤滑によって行っている、という本質を知ると、腰痛の改善が、移動のしかたの改善と、熱処理の改善にかかっていることに気づけます。

 

当院では、その方法を、骨盤の整復処置と、生理的局所冷却という方法で、行っています。

 

本日も、当院のブログをお読みいただき、誠にありがとうございました。