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ボキボキ矯正について

ボキボキ骨を鳴らす矯正が30年ぐらい前に流行りました。スラストという技法で、この時起こることは、関節内の液体(関節液)に急速な引っ張りを起こすことで液体内に一瞬空洞を発生することからこれを空洞現象、あるいはキャビテーションと言いいます。

 

当時この技法で矯正が可能とされた根拠は未だ謎ですが、素早い動きには確かに強制力があることが分かっています。

 

素早いあまりに液体の流れに圧力差が生じて、空洞、実際には気泡が発生して、そのとき球面波が関節面を物凄い力で叩き、その力たるや300kg越えとも言われます。

 

これによって関節面はデントという穴が開いてしまうのです。痛みは生じませんが、軟骨に穴が開き、軟骨がすり減ってなくなってしまう高齢者では骨に穴が開いてしまうわけです。

 

そのようなことは、当時あまり分かっていませんでしたから、ボキボキ音は素早い動きの証=矯正効果の証として尊重されていました。

 

要は素早い動きで矯正の確立を高めただけであり、矯正を保証するものではありません。

 

ボキボキのプラス面としては、矯正の確立を高めることであり、マイナス面は関節の中に穴を開けて傷つけてしまうことです。

 

このことが一部治療家から指摘されたためか、ボキボキやっても結局改善されないためか、受ける側が嫌がるせいか、ボキボキ矯正をする治療家はかなり減ったと思われます。

 

しかし、だからと言って、ストレッチすれば矯正される、マッサージすれば矯正される、体操すれば矯正されるというものでは決してありません。

 

矯正は、矯正すべき大変小さな領域に対して作用力を中中させなければならないので、その状態にもっていくためには前段階として「構え」とか「手のあてかた」というものが適当であったら矯正は絶対に起こりません。

 

ストレッチやマッサージで変化するとすれば、筋肉の緊張でおこる身体の変形に対してのみです。

 

骨のズレのことをサブラクゼーションといいますが、これが矯正されることはありません。

 

骨のズレが体の不調の原因であり、それを改善する必要があるのであれば、そういうことをしなければなりません。

 

但し、ボキボキは関節を痛めつけるわけですから、その方法以外で骨のズレを改善させなければ意味はありません。

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