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痛みと構造医学

当院は、日本構造医学会の正会員です。

構造医学は、痛みに焦点を当てるのではなく、少し難しく聞こえるかもしれませんが、「非生理」という状態に対応していく学問もしくは学術です。

医学は、患者が先か、医学が先かと言えば、もちろん患者あっての医学です。

すなわち、患者が需要者であり、医学は供給者です。

患者が痛みを訴えているとき、痛みよりも非生理に対して対応しますと言っても、それでは、お豆腐を下さいと言っているのに、大豆を差し出すのと同じであり、需要に対して供給できていないと思われるかもしれません。

例えば、痛みを止めて下さいと言われて、痛み止めを処方すれば、これは需要に応えたことになります。

一般に病院が行っている処方です。

しかし、私たちは、痛み止めがどんな物質で出来ているかを、凡そ知っているし、痛みはただ出ているわけではなくて、身体において、何か問題が起こっていて、痛みが出ていることを知っています。

消炎鎮痛剤と言った時、炎症を止める薬は一見、この問題というものに、対応したかのように、思われるかもしれません。

しかし、炎症が起きる原因は、しっかり分かっていないことが多いのです。

原因が分からないまま、痛みだけ消され、そのまま時は流れていきます。

そうして、原因は時間経過の中で固定化していってしまいます。

原因固定・・・原因はもはや取り除くことが、困難な状態に陥ってしまうわけです。

原因固定した後は、どのような事が起こっていくのかということには、一般の医学は無関心です。

この固定化してしまった原因と、何年も後に起こった、関連病状とは全く切り離され、論議されます。

元々の原因は拡大して、その拡大した状態で存在しているのに、後に起こった問題は別の原因があるとして、再び、何か新たな原因とを探し出そうとしてしまうのです。

新たな原因を探そうとしても、何も見えてこないので、結局いつもレントゲンや血液検査です。

そこに現れているのは、元々の原因が放置され、拡大したために、起こってきた骨の変形であったり、歩行の機能低下、さらには心肺の機能低下なのです。

腰が痛い、、それには原因があったにも関わらず、ただ腰で炎症という、原因ではなく、症状を原因として消炎鎮痛剤でやり過ごしてしまったために、原因が放置され、固定化してしまって、大きな問題に発展してしまっているのです。

したがって、痛みに焦点を合わせた医療は、本当の意味での医療ではないと私は考えております。痛みを出している原因を何とかするために、医療の本当の価値があると確信しております。

構造医学では、患者さまの非生理の状態に対応していきます。

それが原因であることが現実問題、非常に多いのです。

非生理という言葉には、2つの意味があります。

一つは非生理状態にあるという意味。

もう一つは非生理行動を行っているという意味です。

非生理状態とは、実際に病気や病気の手前の状態を言います。非生理な状態を長期間続けていると、病気になると考えています。

非生理行動とは、歩かない、悪い姿勢をする、不摂生をするをはじめとして、たくさんあります。

構造医学は、何が非生理行動かという事についてあらゆる観点から考えてきました。

そして、痛みを訴える患者様の、痛みの辛さを十分に理解した上で、痛みのみでなく、非生理状態を生理状態に戻すための対応と対策を行ってまいります。

 

本日も、当院のブログをお読みいただき、誠にありがとうございました。