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内臓とからだの痛みについて

内臓の病気でからだに痛みが出るか?と言うご質問を受けることがあります。

 

内臓体性反射と言って、内臓の病気がある程度進行すると、体の痛みが出てきます。

 

しかし、痛みだけで、内臓の病気を疑うのは、困難です。

 

よくある、内臓体性反射の図は、いろんな内臓疾患において痛みが出現した部位の統計を現わしたものであって、最初から痛みの部位を見て予測したものではありません。

 

一つのデータとして人体図に表し、それを参考にして、その他の臨床症状から、内臓疾患を推定していくものです。

 

しかし、夜間痛や、痛みの訴え方などから、より内科的疾患を視野に、臨床症状に注意を促すという姿勢は問われるところと思います。

 

一方、整形外科学的に痛みの原因を探り、整形外科的な原因がないとか、かぶっているとかの判断は必要です。

 

無いとなると、臨床症状が出ていなくても、この先の全体症状に注視していかなければなりませんし、あるとなるとそれは、整形外科疾患だと断定せず、かぶっているのかもしれないので、治療家は、いつも患者さんの全身症状にアンテナをはり、患者さんの話す内容や、話し方などから、違和感を感じとるようにしていなければなりません。

 

たとえば、・痛いところを動かそうとしたり、痛い場所に力を入れようすると痛む・痛みが天候が崩れる前におこる・痛みがこれまで経験のある痛みである

 

これらは、まず、内臓よりも体の問題である可能性を考えてよいと思います。

 

ですが、・体に力を入れているわけでもなく、動かそうとするわけでもないのに痛む・痛みが途切れるわけではなく長い時間続く・痛みが経験したことのない痛みである・体を痛めた覚えはない

 

これらに該当する場合は、内臓から関係して痛みが出ていることを否定はできません。

  

いつものように、腰が張るから揉んでもらいに行こう・・・ていうのがお決まり事になっていて、痛み関係は、そこに行くことしか発想できないというのは怖いです。

 

・いつもと痛みの感じがちがう・動きの途中で急に痛くなったわけでもなく、静かにしていたのに痛み始めた・神経痛がおきるような天気でもない・痛み方が経験したことのない痛み方である

 

このように感じたら、必ずしも骨や筋肉や神経痛とは限りません。

 

背中、肩、腕、胸、腹部の場合は、特に注意が必要です。

 

例えば、心臓(心筋梗塞)、肺(肺癌)、すい臓(すい臓がん)、大腸小腸(大腸がん)、胃(胃がん)、肝臓(肝臓がん)、胆のう胆道(胆のう胆道がん)、胸部・腹部大動脈(胸部大動脈瘤・腹部大動脈瘤)・・・

 

いろんな内臓の病気による体の痛みがあります。

 

不摂生のない生活を送っているから、大丈夫とはいいきれません。

 

不摂生があるかないかは、主観的な判断であり、客観的なものではないからです。

 

現代人は、車、自転車、電車、バスに頼り、歩くという習慣が極めて少ないです。

 

これは、相当な不摂生です。

 

その他のことで健康管理を努めていても、健康レベルを下げています。

 

食事も日本人の食文化が失われてきており、あるべき日本人の食の在り方が問われています。

 

欧米の食生活を採用してしまっていることが、私たち日本人のあるべき遺伝情報を、狂わせているとも言われています。

 

痛みだけで健康状態を判断するのではなく、経験のない不快や、具合悪さが続くことには、注意を向けなくてはなりません。

 

本日も、当院のブログをお読みいただき、誠にありがとうございました。