膝の改善方法

目次

膝の障害の実際

 

直接的原因と間接的原因への扱い

 直接的原因への対応

  摩擦熱の対応:潤滑液造成と排出

  摩擦液の対応:荷重

 間接的原因への対応

  下肢連動ユニットへの対応

  体全体への対応

 

当院での改善法

膝の障害の実際

膝の障害には、病名がいろいろありますが、その多くは骨盤以下の膝以外のトラブルを原因として起こっています。

 

それぞれの障害について見てみますと、

半月板損傷、十字靭帯損傷、内側外側側副靭帯損傷、オスグッドシュラッテル病、が足炎、ジャンパー膝、腸脛靭帯炎などがあります。

 

スポーツにおいてこれらが起こりやすいのは確かですが、直接外部からのダメージが入らない限り、ほとんどのケースにおいて、前段階の状態として仙腸関節のトラブル、足関節のトラブルが先にあって、無症状で存在もしくは進行していることが考えられます。

 

また、自然発生的にO脚、X脚が起こるかのように思われますが、これにおいても仙腸関節や股関節の影響下で起こっていきます。

 

 

変形性ひざ関節炎においても、股関節、足関節、仙腸関節が原因で発生しており、レントゲン上確認できる骨の変形は、膝だけの問題で起こったことではありません。いくら膝に処置を施したところで根本原因が他の部位であるために改善はおこって行きません。

直接的原因と間接的原因への扱い

こうした事実関係から、膝の障害に対しては、膝への直接的な大きなダメージ(強くぶつける・強くひねる)があったかなかったかで対応が変わりますので、直接的原因と間接的原因とに分けて対応します。

直接的原因があった場合は膝だけの処置となります。

これに対して間接的原因には、2つのものがあります。一つは膝に対するダメージが上記の直接的原因のように膝に直接及んのではなく、足首・股関節・骨盤腰椎のどれかに、あるいはこれらが同時にねじれ、結果的に時間経過で膝にねじれによる力の蓄積が起こっていくいわゆる応力集中の原理が働いて起こるもの。そして、リウマチや感染症などのように一見免疫や血液成分の異常が病理像で出てくるものであっても、これが2次的な原因に過ぎず、本態として足全体の他の関節から関係してくるもの、つまり足のアーチ・足首・股関節・骨盤環が先行してい起こっているものです。

 

間接的な原因が膝の障害時にあるいは過去に存在していれば、膝への処置に加えて、根本原因となる部位を特定するため、骨盤(仙腸関節)、股関節(反対側の肩関節、筋膜連結への処置を含む)、足関節への構造的・機能的検査を行い、陽性と判断されれば、そこに処置(整復という施術)を行います。

直接的原因への対応

誤解を招くといけないので、もう一度申し上げますと、根本原因への処置を行わないと膝の改善はありえませんが、しかし、膝への処置が必要ないという意味ではありません。

 

摩擦熱の対応:潤滑液造成と排出

如何なるひざ関節内の障害においても、病理的には炎症性変化が起こっており、時として、膝関節内で水腫が形成される(水がたまる)局面があることを考えると、関節内の摩擦熱分散あるいは熱吸収のメカニズムを再構築(リモデリング)する必要があります。

したがって、膝関節における摩擦係数を減少するメカニズムが元来備わっていなくてはならないのであり、ここに関節内潤滑液の働きを保全する発想が私どもにある所以でもあるのです。

熱吸収前の潤滑液造成と吸収後の廃液排出が絶妙なダンパー現象(絞りと開放)によって滑膜下においてなされているために、膝関節への荷重は絶対必要であるので免荷という概念は、急性期の一時的にはあっても次第に荷重努力をしていかなければひざの炎症は完全には収まりません。収まったかのように見えて、またぶり返してしまうのです。

摩擦熱の対応:荷重

さらに正確な荷重においては、関節内潤滑液の圧力によって揚力が生まれ端面接触が起こりません。このことにより半月板や軟骨そのものに端面が接触して削られるというアグレッシヴな摩耗が起こるということは考えにくく、荷重こそが最良の改善策であることが理論的に言えるのです。(実際にそういう結果が多数例において確認されてきています。)

 潤滑液が機能するためには、荷重を行わないと始まらないわけで、上手くきっかけを作ることが施術において行われなくてはなりません。

そのために水圧形成型の施術やダンパー開閉の施術を当院では行っております。

間接的原因への対応

下肢連動ユニットへの対応

腰椎ー骨盤環ー股関節ー膝関節ー足関節―足のアーチ(3つのアーチ)が一つのユニットのつながりを持っており(これを下肢連動ユニットといいます)、このユニット全体に予期せぬ動きやねじれが加わって、全体としての動きがおかしくなります。

関節の滑動性というものが消失し、歩く・走る・跳ぶといった動作で、これらのパーツのうちどこかに無理が集中することが起こります。このことを力学的応力集中と言います。このとき、応力集中していく場所(この場合は膝関節)で起こっていることは、動きの中での摩擦の上昇です。この摩擦熱は放置していると関節内のコラーゲンを主成分としている組織、つまり半月板や関節軟骨を熱で溶かしていきますので、対応には熱の処理・廃熱といったことがとても重要な処方となります。温めて楽にしようという話ではまるでないのです。

体全体への対応

当院では、膝の施術を行う事はもちろんですが、膝を痛めた原因が膝そのものにない場合、最終的に膝を傷害している原因をいくつか体の他の部位か見つけ出し、問題のある全てに対して施術を行っていきます。これは、上記の下肢連動ユニットに止まらず、下肢と上肢を筋膜で結ぶ力学ラインへの施術、または、脊柱と骨盤といった動作上深い関連をもっている動きの問題性に対応していくということです。これを行わないで膝だけを見ていると、いつまでも膝は筋膜で引っ張られたり正しい荷重ができずに摩擦や関節内の圧力が上昇したままとなり、炎症がおさまらず、病理的にも破壊の方向へ突き進み、最終的に手術しかないと言われてしまいます。膝ほど身体の他の部位が関係する場所はありません。

当院での改善法

当院の改善法の第一歩は、「なぜ、体のバランスが崩れたのか?」を探すことです。生活環境、過去の怪我、スポーツ歴、仕事、交通事故など、今のあなたの身体を作ってきた歴史をしっかり把握することから始まります。

次に検査と歩行チェックで、どのようにバランスが崩れているのか?どういう使い方をしているのか?をチェックしていきます。

身体の歴史と検査で本当の原因を見つけ出し、優しい力で整えていきます。施術後のいい状態をキープできるようにトレーニングも状態に応じて伝えていきます。同時に日常生活の身体を悪くする習慣の改善も指導していきます。

一人一人に合わせて、最適な施術プランを提案させていただきますので、是非一度ご相談ください。

今度はあなたの番です。

 

つらい膝の症状とお別れしましょう!