ヘルニアの改善方法

目次

椎間板の役割

 

ヘルニアの問題性

 通常生活に問題はなし

 ヘルニアの本当の問題

 手術について

 

ヘルニア平癒までの段階

 段階の種類

  ヘルニアの初期段階

  ヘルニアの発症段階

  ヘルニアの経過段階

  ヘルニアの高原性経過段階

 

当院での改善法

椎間板の役割

腰には、荷重による負担を吸収する方法として、クッションの役割をするものがあります。椎間板がそうです。

 

椎間板について少し解剖学の説明をさせて頂きますと、椎間板は繊維に富む軟骨で、脊柱の前方半分に存在して、上の骨と下の骨との間を斜めの繊維でつなぎ止め、体幹にねじりによる損傷を起こさせない役目を持っています。

もうひとつは、中心に髄核という水系のボールベアリングを存在させ、全方向の傾きを可能とする役割を果たしています。

このベアリングの特性が水系の成分によってなされる理由は、水は閉じ込められると完全に圧縮に耐える非圧縮性の強度を持つからであり、このことがクッション性を維持しながらも、骨に勝る強度を維持する秘訣になっています。 

ヘルニアの問題性

通常生活に問題はなし

腰椎椎間板ヘルニアは、こうした性質の水系成分が周囲の繊維を突き破って外へ飛び出てしまうわけですから、腰椎全体の支持能力が低下するのは当然です。

 

しかし、私たちはウェイトリフティングをするわけでもなく、ヘルニアが起こったからと言って、通常の生活を送るにあたっては何ら支障はありません。

ヘルニアの本当の問題性

ここで問題となるのは、ヘルニアそのものよりも、ヘルニアを起こすほど腰の支持能力が何故低下したのかという事です。支持能力の低下というのは、腰椎支持のメカニズムの破綻を意味するのですが、このメカニズムは人体最大の荷重関節である骨盤仙腸関節にトラブルがあったからと考えるのはごく自然な考えであり、この関節の特性として、歩行をしていないと能力が低下するということがありますので、もともとの原因と言いますと歩行の不足にあるのです。したがって、歩行不足の方は全てヘルニア予備軍と考えられるのです。

 

当院が、ヘルニアであってもぎっくり腰であっても、元をたどれば現代人にありがちな歩行不足の解消に重きをおくのは、このような理由によるのです。手術よりも前に、少しでも歩くことが大切と申し上げる根拠でもあります。

手術について

手術が悪いと言っているのではありません。実際、手術によらなければ改善改善しないタイプの中心性ヘルニアもあります。これは脊髄や馬尾神経を直接圧迫するので手術適応と納得できます。

多くの場合、ヘルニア発生のメカニズムからして、仙腸関節の機能低下が先にあるのですから、手術とか安静とかコルセット着用よりも歩行の慣行こそが改善のポイントと考えられるのではないでしょうか。 

 

ヘルニア平癒までの段階

段階の種類

ヘルニアには、次のような段階があります。

➀初期段階(無症状期)

②発症段階

③経過段階

④高原性経過段階

⑤平癒段階

 

です。

ヘルニアの初期段階

➀初期段階では、痛みはあまり感じません。自分の状態を見て見ぬ振りをしてしまう時期です。さして痛みは症状として出ないものの、兆候として、脚のシビレや痛み(片側の膝内側の痛み、朝起きたときのかかとの痛み)、スポーツのあとの筋肉痛、頻繁なつれ現象、脚のもつれ、失禁などとして現れてきます。腰のしっかりとした症状発症までには1年〜5年の歳月がかかります。

ヘルニアの発症段階

②発症段階では、ようやくはっきりした痛みを感じますので、この段階で初めてMRIなどによる画像診断による発見に至ります。症状の程度はぎっくり腰のような痛みに襲われる場合もあれば、ある程度の痛みときつい脚のシビレが合併して出る場合もあります。

 

その他の症状としては、朝顔を洗う体勢が辛い、変わった動きををすると強い痛みが起こる、2時間ほど運転していると腰が伸びない、長く腰かけていると足がしびれてしまう、骨盤の中がずれる感じがする、お腹が出てくるなどがあります。ぎっくり腰は、ヘルニアによって起こるものではありません。ヘルニアによるぎっくり腰様の痛みが出ているのか、ヘルニアの方がヘルニアになる同一の原因によっておこす本当のぎっくり腰なのかの鑑別が必要です。

ヘルニアの経過段階

③経過段階においては、適切な対処をしていないと長く辛い状態が延々とつづきます。胃腸の調子も悪く、精神的な消耗が続きます。この段階で、あなた自身は病院、整体、整骨院などをいくつか巡り始めます。深い悩みとしてはっきり自覚されており、薬や湿布、コルセット、マッサージ、電気治療がないと生活していけないと思われている辛い辛い時期です。

ヘルニアの高原性経過段階

④5年以上の経過段階を超えると、これまでの対応の良し悪しによって、明暗に分かれます。改善に向かうものは、歩行距離が伸びたり、日常生活の辛さから解放されていきますが、そうでないと、複雑化して症状固定に近い状態になってしまいます。

しかしながら、この段階においても正しい対応をしていくことによって、複雑化した状態から脱出し、徐々に改善軌道に乗り始めることは十分可能です。 

当院での改善法

施術の様子

当院は、本来の健康的な身体が作られるためには正常な歩行(生理歩行といいます)が必要と考えています。なぜなら正常な歩行を続けることで、各関節内に油が潤滑していき、きちんと改善する身体が作られていくからです。

しかしながら、辛い症状が出ているあなたは歩くことができません。

だから本来、連続歩行で得られるような力を施術によって関節や筋肉などに与え、変形した関節や軟骨を正常な形や機能の改善へと導くお手伝いをします。

あなたはできる範囲で歩くことをはじめていただければ大丈夫です。また、お身体の状態に応じて家でも簡単にできる運動もお伝えしていきます。

歩行や良くなるための運動を通じてあなたの不安解消、やりたい事への成就のために一緒に頑張っていこうという方針で施術しています。