頭痛・眼精疲労の原因

 

子供の頃の怪我が素因となってその後の身体形成に関わった場合や、日ごろの姿勢や動き方のクセによって頸椎や頭蓋に対して非生理状態を作り上げている場合において、頭痛や眼精疲労は起こります。

 

これらは、頭蓋に直接影響を来す頸椎、遠隔からの骨の連絡によって頭蓋に影響を来す脊柱全体、脊柱への影響の大きい仙骨(骨盤)について見ていくことが臨床上大きな意味を持ちます。

 

骨の連結における影響の他、最終的に頭蓋へ連結していくのは、筋膜においても同じなので、この影響も見ていきます。例えば、肩関節は頭蓋に対して僧帽筋という肩の筋肉でつながっています。そして、肩関節は、人類が四足歩行時代より対角の股関節と筋膜でつながってロコモーションの重要な役割となっていますので、対側、つまり、右肩なら左の股関節と言ったように筋膜で間を橋渡しされていることで、動作上の関係を持っています。この筋膜において何かしらの問題があれば、股関節および肩関節に対して影響を与えてしまいます。

 

チェックポイントとして、頭蓋を見るということは、頸椎、脊柱、骨盤の骨性連絡が正しいかどうかをチェック。そして、筋膜によって頭蓋骨の動きに関係してくる遠隔の骨が正常な動きをしているかをチェックすることが重要となります。主には股関節の動きを見ます。これは股関節が、肩関節という頭蓋骨と直接単一筋で直結している関節と正に大きな機能(移動、ロコモーション)で筋膜で連結されているからです。

 

また、頭蓋の動きの異常が原因としてアプローチする他、頸椎から入場してくる4本の大きな動脈の流れに影響を来す要因も考えなくてはなりません。左右の椎骨動脈と内頚動脈です。頸椎にべったり付着しているこれらは、頸椎の位置異常を原因として血流に関係しますが、他にも、鎖骨や第一肋骨の位置異常によっても頸椎の位置をおかしくしてしまい、結果的に頭蓋へ流入する血液流量が変化してしまいます。

 

同様に、あごの位置異常、肩甲骨の位置異常についても軟部組織を介して頸椎と密接な連結動作を行っているため、これらの部位を見ることも大切です。

 

このように、一口に頭痛といっても、関係する要素は他の部位にまで及び、全身的な見方においてなされないと改善は起こりません。

 

対応について

 

対応策は、施術と日常生活改善と自発的な運動療法です。

 

施術は、関係する全ての関節、筋膜を生理的に整えていきます。治療道具を使用したり手技で行ったりしますが、決して強い矯正を行うものではありません。優しく穏やかに行うのが生理的なのです。生理的とは、決して攻撃的でなく保護的という意味です。ですので、大変やさしくお感じになるはずです。

 

問題は、日常生活において、不良姿勢や良くないことをそのままにしていると改善というゴールは遠ざかってしまうことです。ご本人が何を改め、どう環境を改善していくのか一緒に話し合いましょう。

 

そして、もうひとつ大切なことが、自発的な運動です。どんな運動でもよいというのではありません。くせになってしまっている悪い関節や骨の動き、筋肉の動きを改善していくための体操です。これをすることで、元の正しい体の動きを取り戻していけば、施術と相まって大きな効果となっていきます。

 

もともと人には自然治癒する力があります。この邪魔をしてはいけません。邪魔をせず手助けすれば改善に向かうのですから、邪魔をしているのが、関節の不具合であればそれを治す、治すのは施術者が行うこと、本人が姿勢を改善していくこととお互いの共同作業が必要です。

 

治る邪魔をしているものを無くすことは、同時に自然治癒を手助けするのと同意義です。

 

施術で正しい関節などの動きを復元することと、ご本人が何を努力していくかをご指導、ご提案することが私の仕事になります。

 

頸椎や頸椎へ関連する骨、筋肉、筋膜は次のような場合に問題を発生させます。

 

①スポーツ

②美容室で長い時間パーマをかける

③歯科診療

④会議で長く座る

 

これらは、頸椎に直接、あるいは間接的に大きな影響を与える骨、筋肉、筋膜がある一定時間において続くために大きな問題を発生させることがよくあります。

 

頭蓋骨の動きの問題の他、頭蓋内におけるエネルギー発生量の問題も大切です。

 

脳は脂質と蛋白でできており、熱にとても弱いです。エネルギーが多いと熱を発生します。感情でも思考でもエネルギーの発生を伴います。ここに情報量を莫大に投入しますと熱だらけになってしまいます。こうしたことが頭痛の発生に影響を来します。

 

熱の処理は大変重要であり、氷を使用した熱の除去作業が必要なこともしばしばです。

 

また、眼精疲労に関しては、光の流入量が大きいため自然に水晶体を濁らせて、ちょうど曇りの日のようにしてしまうことがありますが、この時、目が腫れぼったく感じたりします。こうした症状は、光の量をコントロールする対策を取らないと眼精疲労はどんどん悪化してしまいます。

他に、パソコンの仕事でまぶたを開けっ放しにしていると、瞼が痙攣し始めたりしますが、まぶたを閉じる筋肉が筋力低下をお越し、結局、これも光をどんどん取り込んでしまう原因になってしまいます。

眼が濁って、腫れぼったい。瞼が痙攣する。これらは光で目が悪くなってしまう危険信号としてとらえてください。

視神経の奥には視神経乳頭という部分があるのですが、ちょうどこの部位は体の振動が頭蓋に入り振動による熱の発生が起こりやすい場所でもあります。頭蓋への頸椎の影響やそれを作り上げてしまう関係構造に対しての取り組みはここでも重要なテーマとなります。

 

 

 

早川整骨院は駅からまっすぐ15分で緑の看板がめじるし